マズローの欲求段階説
心理学者のA・マズローは、人間の欲求にはピラミッド構造をした5つの段階があり、ひとつの欲求がある程度満たされると、次の段階に移行して、新しい欲求が生まれると考えました。
その最下層の第1段階は「生理的欲求」で、これは生命を維持するために水や食べものを得ようとする欲求。これが満たされると次に第2段階の「安全欲求」が生まれ、危険から守られた生活、経済や健康の安定を求めます。第3段階「社会的欲求」では、仲間を求め、相手に受け入れられることを望み、第4段階の「承認欲求」では、人から認められることを望むようになります。そして最後にたどり着くのが第5段階の「自己実現欲求」。精神的な成長を遂げることを求めるのです。
人間は、物質的な欲求が満たされていくにつれ、今度は「存在価値を高めたい」という、自分の心の内側を見つめ直すようです。
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