嫉妬は浮気心を映す鏡
嫉妬をする人は、恋人の交友関係に過敏に反応します。人づき合いに口出しするだけにとどまらず、ひどい場合は行動を監視、制限したりするなど、完全に自分のコントロール下に置きたがる人も。しかしこれは、ひとえに恋人の浮気を恐れての行動というだけでなく、そんな嫉妬をしている当の本人が浮気願望を抱えている可能性も高そうです。
そもそも本人に浮気の欲求がなければ、相手も浮気をするという発想が出てくるはずがないのです。いけないとわかっていても、パートナー以外の人に魅力を感じたり、深い関係になることを夢想したりするのでしょう。けれども自分の中に、そんな醜さがあると、素直に認めたくはありません。そんな自分を直視することに激しく抵抗した結果、「ほかの人にだってそんな面があるに違いない」と思い込むのです。そのような人間の傾向を心理学用語を「投影」と言います。つまりこの場合の嫉妬は、本人の浮気心を映し出す鏡であるのです。
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